★南アフリカ政府の今年の財政赤字見通しが上振れしたため、米格付け会社S&P社とムーディーズ社が11月24日に予定している見直し作業で、ランド建て国債格付けがジャンク級水準に格下げされるリスクが高まっている。両社の1社でも国債格付けをジャンク級に引き下げると、同国債は世界の主要債券指数から除外されてしまう。そうなれば、同国国債に売りが広がり、政府の資金調達コストが更に引き上がる結果となる。シティのWDBI(世界政府債指数)に連動している南アフリカ国債の残高は約100億ドル、同指数に追随するファンドの運用額は2兆~3兆ドルと見られている。
南アランドドル/円は、8円近辺がサポートとして意識されおり、下げと待っているものの上値も転換線9日(赤線)8.07円が上値抵抗ラインとなっている。上値ではその他に11月2日に上値抵抗ラインとなった基準線13日(緑線)8.155円が位置している。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dは一旦戻り基調となったものの、再び両線とも下向きとなっており、下落基調となっている。
もし、11月24日に格付け会社から格下げとなると、もう一段の下落となる可能性が高い。その際は、4月4日の直近安値7.890円を下抜けする可能性が高いので警戒が必要となる。一方で、両社とも格下げがなかった場合は、一旦買い戻しの動きにつながる可能性があり、基準線26日(青線)8.1975円、基準線52日(紫線)8.2575円が上値の節目となりやすい。
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