★北米『冬時間』に移行:NYやワシントンとの時差14時間
ハワイなど一部を除く米国とカナダの大半は、『夏時間』から『冬時間』になった。日本との時差は1時間広がり、NYやワシントンなど東部が13時間から14時間に、ロサンゼルスやサンフランシスコなど太平洋側が16時間から17時間になった。なお、3月11日に夏時間に移る。
★日経平均株価:午後の日米首脳会談待ちで様子見ムード
米国株の底堅さやISM非製造業景況指数の記録的な改善、米10月雇用統計や平均賃金のした振れのあとのドルの打たれた強さがサポート要因となりやすい。アップル好決算や原油続伸、米FRB議長の後任人事の無難な内定などもリスク選考を後押しする。ただ、本日は日米首脳会談が予定されている。日米の自由貿易協定(FTA)交渉などの話題が出てくると、間接的な円安けん制や日本の対米国向け貿易黒字の削減圧力などの思惑が円高材料になりやすい。トランプ米大統領のアジア歴訪中に、北朝鮮の緊張リスクも警戒されている。日経平均株価は、前日比73円高の2万2612円で寄り付いた。その後は、本日午後に予定されている日米首脳会談を控えて様子見姿勢となり、やや上げ幅を縮小している。
★東京外国為替市場:ドルはじり高傾向
ドル/円は、インフレ率の低下を背景に低金利政策が顕在化しており、株高先行感は根強くあるが、株価との相関性がなくなっている。改めて115円台の上値の重さが意識されている。また、一部の短期筋は、一旦ドルロングを解消する動きが散見されるなど、当面は114円台半ばまでが上値目処となりやすい。ユーロ/ドルは、米10月雇用統計発表後には1.17ドル台に迫る展開となったが、更にユーロ買いを進める材料に乏しいなか、上げ幅を解消すると共に、一時1.16ドル割れとなるなど混迷を強めている。
本邦輸出税は期日決済以外は114円台後半からドル売りスタンス。米系短期筋のドル売りは114.50円から継続的に観測されているが、先週に続き同レートでのストップロス買いも観測されている。また、本邦輸入税は113.80円からドル買いが観測されている。米系短期筋は113円台後半からドル買いスタンス。
本日は特段の材料もなく、米系短期筋のポジション調整や日経平均株価などを睨みながらの値動きとなりそうだ。
★カタルーニャ前プチデモン首相ベルギー警察に出頭
スペイン・カタルーニャ自治州の独立問題でEU加盟国に適用される『欧州逮捕状』が出されていたプチデモン前首相が5日、ベルギー警察に出頭し、身柄を拘束された。ベルギー司法省によると、『欧州逮捕状』で拘束された人物について、裁判所は逮捕命令を執行するかどうか15日以内に判断する。不服申し立てが行われた場合の時間を含め、最終的な決定を3ヶ月以内に下す必要がある。
今後の動向次第では、独立賛成派の大規模デモも実施されスペイン国内景気低迷など、しばらくはカタルーニャ独立問題がユーロの上値を抑える可能性がある。
★10月31日付シカゴIMM投機筋の対米ドルでの差し引き持ち高
(10月24日) ⇒ (10月31日)
・円 :▲116,857 ⇒ ▲118,869
・ユーロ : +83,504 ⇒ +72,097
・ポンド : ▲148 ⇒ +1,245
・豪ドル : +57,250 ⇒ +51,608
ユーロの買い持ちは全集からさらに減少した。市場のユーロの買い持ち高が10年ぶり高水準に膨れ上がっているなか、ユーロの上昇余地は限られる可能性が高い。
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