★日9月外貨準備高:前月比で減少
財務省が発表した9月末の外貨準備高あは、1兆2663億1000万ドルとなり、前月比で16億9600万ドル減少した。
★日8月現金給与額総額:市場予想上回る
厚生労働省が発表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)で、全ての項目の給与を合わせた現金給与総額は前年同月比で0.9%増加となり、市場予想の前年同月比0.5%増加を上回った。
★日経平均株価:買い一巡後は小幅な値動き
米国株や原油価格の上昇、米国の労働指標改善、米議会での予算案進展などが下支え要因となる。米長期金利の上昇やFRBメンバーのタカ派的な発言などを受けたドルの底堅さも、日本株の起案固めを後押しする。ただ、日経平均は2015年以来の高値に迫るなか、高値警戒感も意識されている。そのため、戻り売りの強さや上値追いの慎重姿勢も想定される。8日・10日の北朝鮮の記念日に向けた挑発行動リスクや、6日の米国の雇用統計・平均賃金なども警戒材料となる。日経平均株価は、前日比88円高の2万716円で寄り付いた。その後は高値警戒感からの利益確定売りに押され小幅に上げ幅縮小で推移。
★東京外国為替市場:米9月雇用統計を控えてポジション調整の動き
ドル/円は、113円を目前にして、北朝鮮の挑発行動懸念や衆院疎遠今日の不透明感を踏まえてもみ合い相場の様相となっている。米国では12月の追加利上げ観測も高まってきていることから、日米金利差から114円台に向けた動きになっても不思議ではない。ユーロ/ドルは、1.17ドル割れへと警戒感を強めている。昨日公表されたECB議事録において、出口戦略のヒントが得られず、また、ポンド安の影響もあり、戻りの鈍さにつながっている。
本邦輸出勢は期日決済以外のドル売りは引き続き114.00円からのスタンス。米系短期筋のドル売りは113.00円から継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は112.30円からドル買いスタンスだが、状況を見ての対応。米系短期筋も112円台前半ではドル買いスタンス。
今晩の米9月雇用統計の発表待ちとなっており、積極的な売買は見送られる様子見ムードが強くなる。今日は満月となり、アノマリーでは『ドル安・円高』になりやすいと言われているが、雇用統計・平均時給がポイントになる。
★スペインのカタルーニャ州独立問題が悪化
スペイン北東部のカタルーニャ州の独立問題が悪化し、スペインの政局不安につながったためユーロが売られやすい。1日にカタルーニャ州の独立の賛否を問う住民投票が行われ9割が独立を支持した。9日にも独立宣言に踏み切るとの思惑も浮上した。スペイン政府はこの投票はを違反とみなしている。フェリペ6世スペイン国王は、『独立の是非を問う投票を実施した州政府は「無責任」とし、国家統合を維持するよう訴えた。州首相は対話を求めたが、スペイン政府は拒否した。スペイン憲法裁は、9日のカタルーニャ州議会審議を差し止める命令を出した。スペイン国債は下落し、利回りは上昇基調にある。
★米9月雇用統計:ハリケーンの影響で平均時給の上昇の可能性も
米9月雇用統計ではハリケーンの影響で、雇用の鈍化が予想されている。ハリケーンによる混乱が雇用に与える影響に関しては市場で見方が分かれている。そのため、非農業雇用者数の予想も最高で15.3万人の増加、最低で4.5万人の減少となっている。8月時点での予想のレンジは、14.4万人増から20万人増と狭かった。また、ハリケーンなどの場合、平均時給が上昇する可能性が指摘されている。何故なら、低賃金の職で、賃金の支払いが滞る一方で、高賃金の専門職などのサラリーは滞りなく支払われることになるため平均賃金を引き上げることになるからである。平均賃金の伸びが予想を上回った場合、短期的にもドルを押し上げることになりやすい。
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