FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

10:45中国8月財新/製造業PMI:市場予想:51.0、前回:51.1

中国の8月財新/製造業PMIは昨日の中国統計局のPMIが無難な内容となったが、あまり信憑性の内指標と言われている。そのため、本日の財新の発表するPMIがもし弱い内容となると、不信感が際立つので注意が必要となる。

 

日4-6月期設備投資:市場予想下回る

財務省が発表した4-6月期の法人企業統計調査で、ソフトウェアを含む全産業の設備投資額は前年同期比で1.5%増加となり、市場予想の前年同期7.9%増を大きく下回った。

 

日経平均株価:一巡後は上値重く上げ幅を縮小

米国のインフレ指標低迷と利上げ遅延観測によるドル安などが重しとなりやすい。前日にはムニューシン米財務長官が、一段のドル安は米国の貿易にプラスという認識を示した。また、本日の米国雇用統計を見極めようという売買手控えのムードも広がりやすい。ただ、米国株の上昇や資源相場の底堅さは、リスク回避による円高・株安を抑制しやすい。昨年夏以降は『月初めの第一営業日は上昇する』というジンクスが維持されていて、押し目買い需要の増加も注視される。日経平均株価は、前日比87円高の1万9733円で寄り付いた。買い一巡後はプラス圏は維持しているものの、上値の重い展開となり上げ幅を縮小する動きとなっている。

 

東京外国為替市場:米雇用統計を控えて様子見ムード

ドル/円は、米長期金利低下を受けて、一時110円割れの展開となったが、今晩の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、110円前後でもみ合い商状が続いている。実需筋や利益確定売買は109.50円から111.00円に集中しており、相場に動意が見られない。ユーロ/ドルは、1.12ドル台の上値の重さが意識されているなか、ポジション解消売りに押され一時1.18ドル半ば前後まで下げ足を速めた。市場では、来週のECB定例理事会において、出口戦略と共に、ドラギ総裁が再びユーロ高けん制まで言及するとの情報が錯綜している。

 

本邦輸出勢は様子見スタンス。米系短期筋のドル売りは110.65円から継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は109.70円からドル買いが観測されている。米系短期筋も109円台はドル買いスタンス。

8月雇用統計待ちの様相となっているが、市場では平均時給の伸び率に注目している。

 

SPR放出で原油の上値重くなる可能性も

米エネルギー省は、戦略的備蓄(SPR)から計100万バレルを放出する方針を発表した。テキサス州南部を直撃したハリケーン『ハービー』の被害で製油所の操業停止が相次ぐなか、ガソリン価格が上昇していることに対処する。緊急時におけるSPR放出は2012年以来である。

 

米国では9月は税制改革案の大詰め

トランプ政権と議会指導部は、数週間以内に税制改革案の詳細を公表する予定。ムニューシン米財務長官が8月31日に、ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで明らかにした。税制改革法案は議会委員会が策定して採決を行うものの、ムニューシン財務長官はトランプ政権が引き続き討議に深くかかわり、年内に抜本的な税制改革を実施するという意欲的な計画を変えない方針であることを示唆した。インタビューでは『単純に議会に任せることはあり得ない』と買った。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ