★北朝鮮がグアム攻撃見合わせ:米紙WSJ
欧米紙であるウォールストリート・ジャーナルは、北朝鮮の国営メディアが、金朝鮮労働党委員長が米領グアムへのミサイル攻撃を見合わせると決めた。と報じている。しかし、『米国が極めて危険で無謀な行為を続けるならば』、金氏は考えを変える可能性があると釘をさした。
★日経平均株価:地政学リスク後退で買い優勢に
米国株の反発とリスク回避の円高が一服、米長期金利の上昇とドルの下げ止まりなどが下支え要因となりやすい。北陽線情勢を巡る過剰警戒の小康も、前日までの日本株の大幅下落の反動調整的な買い戻しも支援しやすい。しかし、地政学リスクは引き続き残存するほか、米国では景気減速やFRBの利上げペース鈍化、それに伴うドルの先安圧力などの思惑も残る。日本市場は盆休みモードで市場売買エネルギーの低下が見込まれるなか、様子見ムードも想定される。日経平均株価は、前日比152円高の1万9689円で寄り付いた。その後は、地政学リスクがやや後退したことや、1ドル=110円台回復したことで上げ幅を広げる展開となっている。
★東京外国為替市場:ドル/円は戻り基調継続
ドル/円は、日経平均株価の上昇を意識してドル買い・円売りの取引は拡大している。仲値時点のドル需要がやや多いとみられていることもドル買いにつながっている。米朝間の緊張状態が多少緩和されるとの期待が浮上しており、リスク回避の円買いは縮小しつつある。ユーロ/ドルは、特に材料はないことから、1.1780ドル前後での値動きとなっている。
本邦輸出勢は引き続き期日決済分以外は111円台から本格的にドル売りスタンス。米系短期筋の銅瑠璃は110.20円から継続的に観測されている。また、本邦輸入勢のドル買いは109.30円から観測されている。米系短期筋も109円台半ばはドル買い戻しスタンス。
★ダドリーNY連銀総裁発言内容:9月にバランスシート縮小に含み
最近の低インフレにかかわらずダドリーNY連銀総裁は、『インフレが上昇基調にあり、経済が予想通りに進展した場合、年内あと一回の利上げを支持する』姿勢をあらためて確認した。ダドリー総裁はAPとのインタビューで、自身の見通しが年初から『ほとんど変わっていない』と指摘した。米国経済で2%成長を予想しており、雇用も引き締まると見ている。また、バランスシートの縮小に関しても『発表は間近』とした。『9月FOMCでバランスシート縮小を発表するとの市場の予測は不合理ではない』と、エバンス・シカゴ連銀総裁と同様、9月FOMCでのバランスシート縮小発表の可能性を示唆した。
★NY連邦準備銀行の7月消費者調査:インフレ率は低水準近辺
米NY連邦準備銀行が発表した7月の消費者調査によると、米国の期待インフレ率は1年先、3年先ともに2013年半ばの調査開始以来の低水準近辺となった。期待インフレ率中央値は3年先が2.71%と6月の2.78%から低下した。また、1年先は2.54%で前月から横ばいとなった。このまま低インフレが続く場合、FRBは段階的な政策引き締め計画を中断せざる得えなくなる可能性がある。
★ドイツのジョイブレ財務相:ECBの記入政策に対して苦言
ドイツのジョイブレ財務相は選挙活動の遊説先で『ドイツ経済の力強さ、および上昇しつつあるユーロ相場に照らし合わせて金利が低過ぎると真剣に議論する人はいない』『ECBが非常に拡張的な金融政策の緩やかな解除に向け、9月の理事会で一段と踏み込んだ措置をとると多くの人が予想している』『超緩和的な政策を引き揚げるにあたり、ECBは慎重に対応する必要がある。上手くいくことを望んでいる』『ECBの低金利政策を快く思っていない』などと述べた。
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