★中7月製造業PMIと非製造業PMI:市場予想を下回る
中国の7月製造業PMI(購買担当者指数)は51.4となり、市場予想の51.5を下回った。また、中国の7月非製造業PMIは54.5となり、6月の54.9を下回った。
公表後は豪ドルは対ドル、対円で下値模索の動きとなっている。
★日6月鉱工業生産速報:市場予想上回る
経済産業省が発表した6月の鉱工業生産動向(速報)で、生産指数(2010年=100、規制つ調整済み)は前月比で+1.6%上昇となり、市場予想の前月比+1.5%上昇を上回った。
★日経平均株価:円高でも底堅い展開で推移
米GDPの失望や北朝鮮のミサイル発射、米トランプ政権の大統領補佐官更迭といった人事混乱などが重しとなりやすい。為替市場では米GDP鈍化や米長期金利の低下によるドル安、リスク回避の円高が優勢となっており、日本株の戻り売りを誘発しやすい。ただ、資源相場の反発傾向や個別決算の良好な発表は、日本株の下支え要因となりやすい。月末や夏枯れで内外市場参加者の減少が想定されるなか、リスク回避を材料とした過度な円高・日本株安の仕掛けは抑制される可能性がある。日経平均株価は、前週比28円安の1万9931円で寄り付いた。その後は月末要因のお化粧買いのほか、好決算銘柄を中心に押し目買いが観測され一時プラス圏を回復した。
★東京外国為替市場:全般円が買われ強含み
ドル/円は、次回9月のFOMCでの利上げの確率は急速に後退しているが、一部では12月の利上げ期待まで後退したとの観測となってきた。また、北朝鮮が大陸弾道弾ミサイル(ICBM)発射実験を行ったことを受け、リスク回避の円買いも加わり、短期筋としてもドル買いの手仕舞いに迫られている。そのため、上値の重さが意識される展開となっている。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を受けて、引き続き底堅い展開をみせているが、相対的に欧州通貨とオセアニア通貨共に買われ過ぎの兆候が出ている。米長期金利の低下余地が少ないだけにユーロ買いも上値の重たい展開が予想される。
本邦輸出勢は月末決済以外は113円台からドル売りスタンス。米系短期筋のドル売りは111.00円から継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は110.30円からドル買いスタンス。米系短期筋は110円台前半からドル買いスタンス。
本日は月末最終日となることから、実需筋のフローの動きと米系短期筋のポジション調整には注意が必要となる。特にロンドンフィキシング(日本時間24時)近辺で値動きが激しくなる可能性もある。
★ECBが金融政策正常化の時期検討を:ECB専務理事発言
ECBのラウテンシュレーガー専務理事は、金融政策の正常化の進め方や債券買い入れ措置の段階的縮小の時期を検討し始めるべきだとの考えを示した。
29日付のマンハイム・モルゲン紙が伝えた。
同専務理事は『拡張的な金融政策は利点と副作用の両方がある。時間の経過とともにプラスの影響は弱まりリスクが高まる』と述べ、『そのため、好ましい時期に出口を準備することが重要だ。そうした状況では、インフレ率が2%を若干下回るという目標に向けて安定的なトレンドを示しているということが重要だ』と説明した。
★7月25日付シカゴIMM投機筋の対ドルでの差し引き持ち高
(7月18日) ⇒ (7月25日)
・円 :▲126,919 ⇒ ▲121,489
・ユーロ : +91,321 ⇒ +90,842
・ポンド : ▲16,473 ⇒ ▲26,197
・豪ドル : +51,356 ⇒ +56,374
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