FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

日6月商業販売統計速報:市場予想を下回る

経済産業省が発表した6月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年同月比2.1%増加となり、市場予想の2.4%増加を下回った。百貨店・スーパー販売額(既存店)は前年同月比0.2%増となった。

 

日6月全国消費者物価指数(CPI):市場予想通り

総務相が発表した6月の全国CPI(2015年=100)は生鮮食品をも続総合で前年同月比0.4%上昇となり、市場予想通りとなった。生鮮食品を含む総合は前年ん同月比0.4%上昇だった。

 

同時に発表された7月の東京区部CPI(中旬速報値、2015年=100)は生鮮食品を除く総合で前年同月比0.2%上昇となり、市場予想の前年同月比0.1%上昇を上回った。

 

北朝鮮25日にSLBM技術実験実施:CNN

米CNNテレビは、米国防当局者の話として、北朝鮮が25日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射に用いられる技術を利用したミサイル射出実験を行ったと報じている。

 

また、ミリー米陸軍参謀総長は、北朝鮮が今月4日に実施した大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験について、同国の技術が大勢の予想以上に急速かつ大幅に進歩していることを示したと指摘した。そのうえで、『北朝鮮は極めて危険であり、時が経つにつれていっそう危険度を増す』と警戒感を示している。

 

日経平均株価:様子見ムードから2万円割れ

根強いドル安圧力や米ハイテク株の下落、日米の政治不安などが重しとなりやすい。本日は取引終了後に決算発表が集中するため、様子見ムードが広がりやすい。一方で、決算の好業績銘柄などには押し目買い地合いの持続が想定される。米国では耐久財受注が改善したほか、足もとのドル安や金利低下が先行き米国経済を下支えしていく可能性がある。今晩の米GDPは底堅さを示す余地があり、調整の範囲を超えた株安や円高は抑制される。日経平均株価は、前日比29円安の2万0049円で寄り付いた。その後も本日取引終了時に集中する決算発表待ちや週末調整、ドル安・円高警戒などが重しとなり、2万円割れとなった。

 

東京外国為替市場:ドル/円は111円を挟んだ値動き

ドル/円は、111円割れの段階では利益確定や実需買いが散見されている。日米金利差拡大を背景に底堅い展開ではあるが、月末を控えてもみ合い相場になる可能性が高い。投機筋の円ショートの積み上がりの割には円高で推移しており、上値の重さが意識されている。ユーロ/ドルは、引き続き米長期金利の動向に左右される展開となっている。ECBのQE縮小の不透明さも手伝い、抒情に1.17ドル台の上値の重さが意識されてきている。

 

本邦輸出勢は月末要因で111.50円からドル売りが観測されているものの、本格的には引き続き114円以上でドル売りスタンス。米系短期筋のドル売りは111.60円から断続的に観測されている。また、本邦輸入勢のドル買いは110.75円から臨機応変にドル買い対応。米系短期筋は110円台後半はドル買いスタンス。

 

週末を控えて短期筋のポジション調整や本邦実需勢のフローの動きには注意が必要となる。

 

米国経済指標:6月耐久財受注・新規失業保険申請件数

米商務省が発表した6月の耐久財受注は前月比+6.5%と、伸びは予想3.9%を上回り5月のマイナス0.1%からプラスに好転。2014年7月以降3年ぶり最大となった。一方、変動の激しい輸送用機器を除くと前月比+0.2%と、予想の+0.4%を下回った。
6月の卸売在庫は前月比+0.6%と、伸びは5月の+0.4%から拡大し、予想+0.3%を上回った。小売り在庫は前月比+0.6%で5月から変わらず。
同時刻に米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比1万件増の24.4万件と、予想24.0万件を上回った。失業保険継続受給者数は196.4万人と、前回197.7万人から減少。予想196.0万人を下回り、労働市場の強さが再確認された。

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