FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

★日経平均株価:朝高から小幅マイナス圏へ

円高・ドル安の一服や前日までの大幅下落を受けた売られ過ぎの過熱感、前日の米軍のIS攻撃のあとの各種市場の落ち着き、それに伴う地政学リスクの一旦の織り込み示唆などにより、自立反発が焦点となっている。前日の良好な米銀決算結果も過度なリスク回避を抑制する。ただ、シリアやイスラム国、北朝鮮などの地政学リスクが残っている。18日には日米経済対話を控え、米国の政治的なドル安圧力への警戒感も残っている。そのため、日本株は売られ過ぎ修正の自立反発を超えた上値追いには慎重ムードが強い。日経平均株価は前日比105円高の1万8531円で寄り付いた。買い一巡後は為替市場は小動きながらも、リスク回避の思惑強くマイナス圏での動きとなっている。4月限オプションSQ(特別清算指数の暫定値は1万8613.29円となった。

 

東証の投資部門売買動向によれば、海外投資家は今年に入り3月第5週(27-31)までに現物・先物で2.1兆円を売り越した。その外国人売りを吸収したのが日銀ETF買いと証券会社(自己勘定)の計2.3兆円の買い越しだった。しかし、北朝鮮への米ミサイル攻撃が現実のものとなれば短期的に大量の外人売りが懸念される。

 

★東京外国為替市場:欧米の休暇により値動きの乏しい展開

ドル/円は、欧米市場がイースター休暇に入るため東京市場のみが通常取引となっている。そのため、米長期金利の変動という材料が欠如していることもあり、朝方から動意はなく109.07-20円の狭いレンジで推移している。ユーロ/ドルは、NY市場終値1.0613ドルとほぼ同水準の値動きの乏しい展開となっている。

 

本邦輸出勢は期日決済以外のドル売りは様子見スタンス。米系短期勢は109円台半ばからドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は108.70円からドル買いが継続的に観測されている。米系短期筋も108円台後半からドル買いが観測されている。

 

★米アナリストはFRBのバランスシートの縮小を予想

WSJが今月実施したエコノミスト調査によると、FRBが4兆5000億ドル(約490兆円)規模のバランスシートを年内に縮小し始めると予想する回答者が大半を占めた。民間エコノミストや経済学者の70%近くは、FRBが2017年のある時点で、満期を迎えた保有債券の償還金再投資を停止してバランスシートを縮小させ始めるとの見方を示した。過半数は12月のプロセス開始を予想している。

 

★北朝鮮の『Xデー』は最速29日

一部メディアでは、北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐり米政府が同国への圧力を強めるなか、米国による武力行使の『Xデー』に備え報道陣を『人質』にするのではないかとの見方も浮上している。海外めでぃらの滞在許可は今月28日までとなっており、そたのめ米国による武力行使『Xデー』は最速でも翌29日になるとの観測も飛び交っていると伝えている。

 

ただ、本日早朝に北朝鮮の平壌放送は、北朝鮮が故金日成主席の105回の生誕記念日(太陽節)を翌日に控え、韓国などに潜伏する工作員に暗号を伝える新たな『乱数放送』を行った。なお、内容はこれまで放送されたことのない新しいものとされている。

 

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