★日3月国内企業物価指数:前月比は市場予想下回る
日銀が発表した3月の国内期魚物価指数(2010年=100)速報値は前月比0.2%上昇となり、市場予想の前月比0.3%上昇を下回った。前年同月比は1.4%上昇となり、市場予想通りとなった。
★日2月機械受注統計:市場予想下回る
内閣府が発表した2月の機械受注統計で、民間設備投資の先行き指標となる「船舶、電力を除く民需』の受注額(季節調整済み)は前月比1.5%増となり、市場予想の3.6%増を下回った。
★11日に外務省が海外安全情報を発表
外務省は11日に、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していることから、『韓国への滞在・渡航を予定している方、すでに滞在中の方は最新の情報に注意してください』とする海外安全情報(スポット情報)を発表した。『直ちに邦人の安全に影響がある状況ではない』としているが、米軍が朝鮮半島金買いへ空母を急派して緊張が高まっていることなども踏まえたとみられる。また、スポット情報は短期的に危険が高まった地域への注意を促すもの。3ヵ月未満の滞在には外務省への旅行登録、3ヵ月以上の滞在には残留届の提出をそれぞれ呼びかけている。
★日経平均株価:下げ幅拡大も想定内との見方
シリアや北朝鮮リスクが重しとなりやすい。米長期金利低下によるドル安、リスク回避の円高を受けて、日本株は下値模索が続く。前日にはトランプ大統領が、改めて北朝鮮に対する単独での軍事高行動を示唆するなどけん制を強化した。ただ、米国株は小幅安にとどまっているほか、原油価格は底堅さを維持している。日本株に割安感が意識され始めたほか、4月後半からの決算発表には打たれ強さへの期待感もある。日経平均株価は、前日比155円安の1万8592円で寄り付いた。その後、下げ幅を拡大しているが、株安は想定の範囲内との見方が依然として多くある。
★東京外国為替市場:米長期金利の低下からドル安地合い継続
ドル/円は、110円割れとなったことを受けて、日経平均株価は軟調に推移するなど市場は緊張感感が高まっている。また、そして110円割れではリバウンドの動きがなかったことで、市場参加者は深刻度を強めている。110円台を下抜けしたことで、上値の重さが意識される可能性がある。ユーロ/ドルは、1.06ドル前後で一進一退とほぼ蚊帳の外にある。今回のリスク回避の動きが円買いに波及している半面、米長期金利の低下もドル売りに波及している。
本邦輸出勢は期日決済以外のドル売りは依然として様子見スタンス。米系短期筋は111.00円からドル売りが得貴族的に観測されている。また、本邦実需筋は109.50円からドル買いが継続的に観測されている。米系短期筋も109円台半ばからドル買いスタンス。
★米国債金利の長期的重要ラインを維持
アジア時間帯で米10年物国債金利は、下げ渋り(価格は上げ渋り)となっている。前日はシリアや北朝鮮の地政学リスクと安全逃避による債券需要が高まり債券価格は上昇(利回りは低下)が加速した。米10年債利回りは2.29%まで切り下がり、昨年11月30日以来の最低を更新した。ただ、米10年物国債金利の月足では、7年(84カ月)移動平均線2.28%前後、一目均衡表の雲の下限2.24%といった長期的な重要下限ラインは上抜け維持している。そのため、い対談のドル安加速を抑制している。
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