★日2月国際収支速報:市場予想より強い
財務省が発表した2月の国際収支速報はで、経常黒字は2兆8136億円となり、市場予想の2兆5129億円より強い結果となった。内訳では貿易収支が1兆768億円となり、市場予想の9817億円の黒字額大きかった。
★東京外国為替市場:ドル安一服で強含みの展開!
ドル/円は北朝鮮のミサイルやシリアへの空爆などの地政学的リスクを背景に、リスク回避的な円高懸念も浮上している一方で、日米双方が関与する問題なだけに、一方的に円買いとなるのは時期尚早との見方も少なくない。特に北朝鮮に関しては、隣国の問題のため日本にミサイルが発射される可能性も皆無ではないことから、急速な円安への懸念もある。ユーロ/ドルは、最近の節目である1.06ドル台割れとなったことを受けて、次なる節目1.05ドル前後が視野に入りつつある。仏大統領選に対する不透明感も起因するが、市場全般には色々な材料が多いことから、当面はドルやポンド、円の動向に振られやすい状況にある。
本邦輸出勢は依然として期日決済以外のドル売りは様子見スタンス。米系短期勢は111.45円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸出勢は110.60円からドル買いが観測されている。米系短期筋も110円台はドル買いスタンス。
ゴトー日要因などもあり、仲値に向けてドル買いなどが活発化した。
★日経平均株価:リスク回避の動きが一服
ドル安・円高の一服や地政学リスクの一旦の小康、米中首脳会談の無難な終了、原油高などが下支え要因となる。米国の雇用指標は強弱混在となったが、大雪などの天候要因が影響したほか、失業率は良好な内容となったことで、大雪などの天候要因が影響したほか、失業率は良好な内容となったことで、過度なリスク回避は抑制された。日本株は前週末のシリア問題ショックの反動もあり、調整反発の持続性と度合いを見極める展開となった。日米ともに4月後半にかけては決算発表が本格化することもあり、日本株は戻り売りの圧力も意識されやすい。日経平均株価は、前営業日比135.59円高の1万8800円で寄り付いた。その後は、円安基調を好感した買いが強まり、上げ幅を広げている。
★米3月雇用統計は天候不順の可能性も
米労働省が雇用統計のために調査を実施した時期に北東部と中西部が大雪に見舞われた就業者数が落ち込んだ可能性があり、数字にゆがみが生じた可能性が大きいと見られている。次回の4月では反動増の可能性が高まる。
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