★中国2月製造業PMI:市場予想を上回る
中国の2月製造業PMIは51.6となり、市場予想の51.2を上回った。発表後は、中国の内需動向や資源重要と相関性の高い豪州経済にプラスの思惑から豪ドルが強い展開となっている。
★豪10-12月期のGDP:市場予想を上回る
オーストラリアの10-12月期GDPは前期比+1.1%、前年比+2.4%となり、市場予想の前期比+0.8%、前年比+2.0%を大きく上回り、先行きの利下げ観測後退や微妙な利上げ地ならし始動が意識されている。
★日10-12月期の法人企業統計調査:市場予想を上回る
財務省が発表した10-12月期の法人企業統計調査で、ソフトウェアを含む全産業の設備投資額は前年同期比で3.8%増加となり、市場予想の前年同期比0.8%増を上回った。
★日経平均株価:円安進行でリスク選好の動きに
米FRB要人による3月利上げ前向き発言と米長期金利の上昇、ドル高などが下支え要因となっている。トランプ大統領円前での減税やインフラ投資、規制改革などへの期待感もあり、日本株にはプラス要因となりやすい。すでに前日には国防予算の増税方針が、日本でも関連株を支援している。ただ、トランプ大統領の演説では、具体策への失望や一旦の材料出尽くしリスクも残っている。日経平均株価は、前日比107円高の1万9226円で寄り付いた。その後は、トランプ大統領の演説を控えているものの、ドル高・円安の進行によりリスク選好の動きとなっており上げ幅を拡大している。
★東京外国為替市場:NY市場のドル買い基調が継続
ドル/円は、FRB要人による3月利上げに前向き発言から、NY引け際からのドル買いが継続している。実需勢は112円前後でのドル買いと114円前後でのドル売りが散見されている。ただ、トランプ大統領の演説の内容を見極めるまでは積極的なポジションを取りにくい展開となっている。ユーロ/ドルもドル主導の展開が予想されるなか、ユーロ圏を巡る政治リスクや財政懸念などの不安材料が混在しており、上値は限定的となっている。
本邦輸出勢は静観スタンス。米系短期筋は113.20円からドル売りが観測されている。また、本邦輸入勢は112.00円からドル買いスタンス。米系短期筋も112.00円割れからドル買いが継続的に観測されている。
★米トランプ大統領の施政演説:税制改革について
トランプ大統領が米議会で初の施政方針演説行うが、『国境税』導入を明言すれば『保護主義』によるリスク・オフ相場を支援する。一方、『遡及減税』(2017年1月に遡った減税)と『リパトリ減税』(インフラ投資に充当)に踏み込めばリスク・オン地合いとなりやすい。トランプ大統領が先に言及した『驚くような減税』はその大型とされる減税規模ではなく、税制改革に要する時間短縮を意味する。 『遡及減税』である可能性が高い。『遡及減税』に言及すれば、サプライズとなってリスク・オン地合いを支援する。
トランプ『法人税改革』は主に、①報じ税率(20%への)引き下げ、②米多国籍企業の海外留保利益を還流させる税制(リパトリ減税)、③ボーダー・タックス(国境調整勢)など3つに大別できる。
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