★日11月機械受注:前月比は市場予想を下回る
内閣府が発表した11月機械受注統計によると、船舶・電力を除いた民需の受注額(黄性ツ調整値)は前月比▲5.1%、前年比+10.4%となり、市場予想の前月比▲1.7%を下回ったものの、前年比+8.1%は上回った。
★日経平均株価:マイナス圏で動きの展開
米国株の下落やドル安・円高地合いなどが重しとなりやすい。週明けから英国のEU離脱問題で『ハード・ブレグジット』の懸念が高まりポンドは急落しており、リスク回避が意識されやすい。米国市場の実質連休や日米金行の決算発表本格化、トランプ氏の正式米大統領就任などを控えて、様子見ムードも強まる可能性が高い。ただ、米国の経済指標や銀行決算は底堅さを維持していることから、過熱調整やスピード調整の範囲を超えた円高・株安は抑制される。また、日本株の下落局面では、日銀による株式ETFの購入なども下支えとなる。日経平均株価は、前週末比68円安の1万9219円で寄り付いた。その後は、大きく売り込まれることもない半面買い上がる動きにもならず、小動きの展開となっている。
★東京外国為替市場:ドル/円は次第に下値を切り上げる動きに
英サンデータイムス紙が15日に『メイ首相が移民流入抑制などのためEU単一市場から脱退する計画を示す』と報じると、ハード・ブレグジット(強硬なEU離脱)への懸念からポンド売りが優勢になった。週明け早朝で商いの薄いなかストップロスを継続的に巻き込む下落となった。ドル/円もポンドの急落につれて一時114.06円まで下げたが、本邦勢の参入に伴いドル買いが入り持ち直す展開となっている。ユーロ/ドルも、ポンド/ドルの急落につれて早朝1.0592ドルまで下げたが、一巡すると1.06ドル台へ反発傾向にある。
本邦輸出勢はトランプ次期米大統領の就任式を20日に控えて期日決済以外は静観スタンス。米系短期筋は114.60円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は113円台後半からドル買いスタンス。米系短期筋も113.80円からドル買いが継続的に観測されている。
★1月10日付けシカゴIMM投機筋の対米ドルでの差し引き持ち高
(1月3日) ⇒ (1月10日)
・円 :▲86,764 ⇒ ▲79,839
・ユーロ :▲70,056 ⇒ ▲65,823
・ポンド :▲64,742 ⇒ ▲65,831
・豪ドル : ▲3,256 ⇒ ▲3,848
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