FITS エコノミックレポート

今晩のトルコ中銀の金融政策でレンジ放れか!

 

★本日は、日本時間20時に発表されるトルコ中銀の金融政策が注目となる。主要政策金利である1週間レポレートは19.00%で据え置かれるというのが大方の見方である。市場の予想通りであれば、5会合連続の据え置きとなる。足もとの7月消費者物価指数(CPI)が政策金利に迫るなかで市場は利上げを望んでいる。しかし、エルドアン大統領からの金利引き下げ圧力は弱まらず、板挟みとなったカブジュオール・トルコ中銀総裁は現状維持で逃げ切ることが出来るかが焦点となる。現状維持を決定した場合の声明内容がポイントになる。前回の声明の『現在の引き締め的な金融スタンスを断固として維持する』という文言に変化があるかも重要ポイントになる。

 

トルコリラ/円の日足では、4月下旬以降は概ね12.50-13.20円のレンジ相場となっている。現状10日SMA(黄線)の12.872円25日SMA(青線)の12.852円75日SMA(緑線)の12.864円がレジスタンスとなり上値を抑える展開になっている。一方、5日SMA(赤線)の12.782円がサポートとして意識されている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、低水準まで低下していおり、やや売られ過ぎ過熱感も出てきた。しかし、%DとSlow%Dの両線は下向きになっていることで、いs倒しバイアスが残っている。

レンジ相場の中心値近辺でもみ合っていることから、トルコ中銀の金融政策待ちの状態となっている。予想外の利上げとなればポジティブサプライズでリラ買いが強まる一方で、利下げとなれば再びマイナス金利となりリラ売りに拍車がか掛かりそうである。

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