FITS エコノミックレポート

中国当局者の発言受けドル売り加速!

 

★欧米市場朝方の取引では、原油高・債券安・円高の流れが持続する中、112円を下抜けるとストップを誘発し、ドルが大幅下落となった。欧州勢参入後、一時111.76円前後にドルが下値を広げた後、111.95円前後にやや持ち直す場面が見られたが、112.00円近辺では戻り売りに押され再軟化した。中国当局者が『米国債は魅力的でないように見える』『米国債購入ペースの減速や中断を推奨』などの見解を示したと伝わるとドルは失速した。米国債入札への警戒感や原油安の一服などにより、米長期金利の低下が抑制されドルが小幅反発した。米国市場では米国株安、債券安、ドル安のトリプル安が継続したことでドルの上値は重かった。新規材料難のなか、NY時間午後に入り、次第に値動きが細った。

 

中国が米国債購入の減速を検討かとの報道を受けて、欧州市場で米国の債券安、株安、ドル安となった流れが継続した。ただ、米財務省が実施した10年債入札が好調だったことや、株安もやや落ち着いたことから、ドル売りは限定的になった。

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