★ユーロとドルの関係で、ユーロ/ドルで為替を見るよりもドル/ユーロ(赤線)で為替変動を見た方が、新興国通貨(南アランド:青線とメキシコペソ:緑線)と比較する上で分析しやすい。
価格が下落基調になるとドル安の動きを示している。一方で、価格が上昇するとドル高を示している。
各新興国内の諸事情があることでユーロとの相関性は100%ではないが、概ね同様の動きになっている。そのため、新興国通貨はユーロとドルの変動に連れた動きになりやすいと言える。
直近では、3月30日以降ユーロ高・ドル安基調が強まる動きになっている。そのため、ドル/南アランドとドル/メキシコペソともにドル安トレンドになっている。
この新興国通貨高による流れが変わるには、ユーロ安・ドル高に相場が動くことがシグナルとなる。
新興国通貨単独の分析も必要であるが、それ以上にユーロ/ドルの動きが重要ポイントになる。
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