★ユーロ/円の週足では、昨年12月16日週の高値124.09円を付けた後は、なかなか上抜け出来ない展開となり、その後は下落基調となった。そして、5月5日週でも124.06円まで上昇したものの、上抜け出来ずにいる。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:68.00、%D:37.85とかなりかい離幅を拡大しながら上昇基調を維持している。12月16日週の時は、高値を付けに行く時に既に買われ過ぎの域まで上昇していたことが大きな違いだ。
ユーロは、仏大統領決選投票でマクロン候補が勝利すると、もうひと吹き上げする可能性が高い。ただ、マクロン候補が結成した『前進』は議席は持っていない。そのため、大統領が議会の多数党から選ばれない『ねじれ』状態の場合混乱が起きかねないリスクがある。そういう意味では、むしろ問題は大統領選の後、6月中旬に行われる国民議会選挙の行方となる。以前所属していた社会党は6月の選挙では議席を減らす可能性が高い。大統領が議会の多数党の党首を首相に任命しなければ、議会は内閣不信任に訴えてくる。その一方で、大統領が議会の解散権を行使する可能性もある。両社が妥協しない限り、不信任と解散の繰り返しとなりフランスの機能停止の可能性も出てくる。また、社会党の中でも、経済相を辞任して『前進』を立ち上げたことを良いとおもっていない議員もおり、大統領自身が四面楚歌となる可能性もある。
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