FITS エコノミックレポート

ユーロ/円は260日線近辺での動きに注意!

 

ユーロ/円は、ギリシャは7月に国債償還を控えており、デフォルト回避のための追加融資に関する協議が行われるユーロ圏財務相会合が注目される。EU側は国際通貨基金(IMF)の支援を求めているのに対し、IMFも50億ユーロの拠出におじる公算と報じられている。ただ、欧州の債権国は、支援の見返りとして、ギリシャのGDP比3.5%のプライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字の達成を求めていいるが、協議には不透明感が広がりやすく、ギリシャ危機再燃懸念でユーロ売り・円買いに振れる可能性も高い。

 

ユーロ/円の日足では、25日線(青線)が上値抵抗ラインとなり低下しており、一時17日の安値119.66円を下抜けた。そのため、陽線ではあるが、上値・下値切り下げのロウソク足となっている。下値には260日線(茶線)の119.33円が位置しており、2月7-9日には下値支持ラインとなった。260日線を下抜けしてしまうと、200日線(紫線)の117.75円が次の下値節目となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%Kと%Dは下向きを維持していることから、下落基調には十分注意が必要となる。

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