FITS エコノミックレポート

★ユーロ/円一目均衡表の日足では、雲の下限や75日指数平滑腺（紫線）を上抜けしたものの、ブレーキがかかったように足踏みしている。ちょうど逆三尊底のネックライン132.43円が上値抵抗ラインとなり、ブレーキをかけてしまった。

転換線5日（茶線）が下値支持ラインとなり上向きを維持していることから、ネックライン上抜けトライが継続している。

ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％K:91.60、％D:88.25とかなり買われ過ぎ過熱感が出ていることから、一旦の下落調整となる可能性も高い。

本日の注目点は、逆三尊底を上抜け出来るか、それとも一旦下落調整となるかにある。欧州時間からの動きに注意が必要となる。真ん中の底が一番深かったことから、ネックラインを上抜けすると、大きな上昇基調になりやすい。ただ、ストキャスティクス･スローでは買われ過ぎ過熱感が出ていることから、今晩上抜け出来るか厳しいかもしれない。

ユーロ圏の経済指標は軒並み市場予想を下回る状況が続いていることから、エコノミック・サプライズ指数が下げ止まらず▲89.00まで低下している。ユーロ高がユーロ圏の景気をさらに鈍化させている可能性が高い。ユーロ買いは短期勝負が良さそうだ。