★ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)は26日に開いた定例理事会で、来年9月まで延長する債券買い入れを月額600億ユーロから300億ユーロに減額することを決定した。市場予想通りの結果となったが、緩和的な環境が続くとの見方からユーロが全面安となった。また、ドラギECB総裁が定例記者会見で『域内の物価圧力は引き続き弱い』『十分な金融刺激が依然として必要』と述べたことも嫌気され一段安になった。さらに、カタルーニャ危機の深刻化がリスクとなり、スペインの政局不安が続く。スペイン、カタルーニャ自治州の州議会が独立国家樹立を可決。カタルーニャ州自治州議会が独立決議を可決したことを受けて、上院はカタルーニャ州自治を停止し、直接統治下に置く異例の権限をラホイ首相に付与した。1978年制定の憲法155条に基づく権限付与を可決した。カタルーニャの独立宣言はスペインや国際社会に受け入れるはずはなく、象徴的なジェスチャーにとどまると見られているものの、スペインは過去40年間で最悪の政局混乱に陥った。ユーロ売りを加速させている。
このとことから、ユーロ/ドルは75日線(緑線)が下値支持ラインとなっていたが、下抜け後さらに下落基調が強まった。5日線(赤線)、10日線(黄線)、25日線(青線)が、次々に 75日線とデッドクロスしたことで、下値模索の動きとなりやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:24.93、%D:37.40と両線のかい離幅を拡大させながら両線が下向きとなっている。そのため、下落基調に勢いがある。
下値では、200日線(紫線)の1.12436ドルや260日線(茶線)1.11058ドルとなりやすいが、ここまで下落することはユーロの暴落と言える。
そのため、週足の26週線の1.15643ドルや一目均衡表週足の基準線26日の1.14645ドルが下値目処となるかが注目される。
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