FITS エコノミックレポート

★ユーロ/ドル日足では、25日線（青線）1.1821ドルが下値支持ラインとなり上昇基調を続けてきた。9月8日が高値のピークとなり、下落調整局面となっている。

5日線（赤線）と10日線（黄線）を下抜けしたことで、残るは25日線が下値支持ラインとなっている。また、ダブルネックラインの8月31日安値1.1821ドルを下抜けすると、大きめの調整相場となりやすい。

ロウソク足では、徐々に上値・下値を切り下げてきており、下落基調となっている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％Kと％Dがかい離幅を拡大しながら、両線とも下向きとなっており、下落基調を示現している。また、ストキャスティクスでは、8月29日高値より9月8日高値が上回ったにも関わらず、％Kと％Dの上値は切り下げるダイバージェンスを起こしている。

今後の注目点は、25日線から反発するのか、それとも下抜けしてしまうのかにある。テクニカル的には、確立として下抜けしやすい状況となっており、値頃感からのユーロ買いには注意が必要となる。