FITS エコノミックレポート

★ユーロ/ドルの日足では、4月24日から260日線（茶線）の1.09176ドルがレジスタンスラインとなり、7営業日目を迎えている。一方、下値では5日線（赤線）の1.08968ドル、200日線（紫線）の1.0834ドルがサポートラインとなっている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：39、1、1、50、50）では、一旦4月25日がピークとなり下落基調となったものの、再び上昇基調となっている。ただ、ユーロ/ドルは95%前後がピークとなることが多い。現在は90.65%となっており、上値追いも一旦の限界が見え始めている。基本的には50%より上にある時はアップトレンドにあると言われている。

仏大統領選決選投票のある5月7日まで、現状のような相場となる可能性がある。ただ、結果が発表される8日にはマクロン氏が当選すると一旦上昇するかもしれないが利益確定売りに抑える可能性が高い。また、ルペン氏が当選すると大失望売りが予想される。高値目処は節目となる1.1000ドル程度とみている。