FITS エコノミックレポート

メキシコペソ/円は売り疲れの中の戻り基調!

 

新型コロナウイルスの感染拡大による景気低迷懸念から2月中旬以降、売られ続けているペソだが、4月6日の4.22円の史上最安値を付けてからは戻りは極めて鈍いながらも下サイドを試す勢いもなくなりつつある。いわゆる売り疲れ感も台頭する中で、短期的なショートカバーで自律反発する可能性も出てきた。

25日SMA(青線)の攻防となっているが、上向きとなっている5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)に向かって上昇しており、ゴールデンクロス寸前となっている。

25日SMAを維持できるようなら、戻り基調は維持される。

4月6日に史上最安値を付けた後、再び下値模索となり4月24日に下値トライとなったが、安値更新は失敗して下値を切り上げる展開となった。

一方、3月26日高値4.775円を起点として4月9日の高値4.655円を結んだトレンドライン(R1)を一転上抜けしたものの、再びライン上の攻防となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、下位で%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、戻り基調が継続している。

まとめると、安値更新トライしたものの下抜けに失敗したことで、買い戻しが強まる展開となった。しかし、25日SMAとR1まで戻ったものの、戻り売りに押されて戻りの勢いも鈍化傾向となってきた。押し戻されるようなら、今後も25日SMAやR1がレジスタンスとして意識される。ただ、明確に上抜け出来るようようなら、4月9日高値の4.655円までの戻りが期待できる。

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