FITS エコノミックレポート

メキシコペソ/円の日足では100日SMAを意識!

 

★メキシコペソ/円の日足では、6月9日の5.585円がピークとなりその後は上値を切り下げる展開になっている。

もともと下落基調になっていたところに、米連邦公開市場委員会(FOMC)で2023年までに2回の利上げが示唆されたことを受けてドルが全面高の展開となり、米国株が下落したこともペソ売りにつながり、一時5.36円まで下落した。

サポートとして意識される75日SMA(緑線)の5.4151円を下抜けしたものの、100日(黒線)5.3565円がサポートとして意識され一旦下げ止まる展開になっている。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。

また、5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)25日SMA(青線)下向きになっており、短期的には下落基調を強めている。上値では75日がレジスタンスとして意識されやすい。

一旦100日SMAで下げ止まったものの、上昇基調に戻ったと判断するには時期尚早である。まずは、75日SMAや5日SMAを上抜けストキャスティクスの%Dが横ばいになってくるような動きになるまでは注意が必要である。

現在は米FRBによるテーパリングや利上げに関する思惑が強まることはあっても、急速に弱まることは考えにくいことから、ドル買いが優勢となりやすい。

25日(金)にはメキシコ中銀の政策金利の発表があり、現状の4.0%据え置きになると再びペソ売りが強まる可能性があるので注意が必要となる。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ