FITS エコノミックレポート

メキシコペソ/円と200日SMAの相性!

 

★メキシコ中央銀行は11日開催の金融政策決定会合で、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、5.00%とした。利上げは予想通り。全会一致の利上げ決定ではなかった。

【メキシコ中銀議事要旨】
「利上げは全会一致ではなく、賛成4人/据え置き支持が1人」
「21年末のインフレ見通しは6.8%、コアインフレは5.5%予想」
「インフレのリスクバランスは悪化、上向きに偏っている」
「メキシコ経済は第3四半期に縮小したが、第4四半期から回復を再開」
「インフレ率を上昇させたショックは、ほぼ一過性のもの」

 

★メキシコペソ/円の日足では、200日SMA(緑線)が抵抗体として意識され反落する場面や反転する場面が非常に多い。

2020年11月以降は、緩やかに上昇している200日SMAを上抜けしたことから、サポートとして意識され下値目処になるケースが増えている。

さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)を組み合わせて分析するとより精度が上がる。

%DとSlow%Dが買われ過ぎまで上昇している時には、200日SMAはレジスタンスとして強く意識され押し戻されるケースがある。一方で、売られ過ぎまで下落している時には、200日SMAはサポートとして意識され反転するケースが多い。

現在は11月2日に200日SMAから戻り基調となったものの、再び下押しバイアスが強まっており、ストキャスティクスも下向きになっている。そのため、200日SMAが位置する5.4275円が下値目処として意識されている。

メキシコペソ/円では、200日SMAとストキャスティクス・スローを併用することで、高値掴みや安値売りを回避出来そうである。

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