FITS エコノミックレポート

ポンド/円は相場の節目近辺まで下落!

 

★英国のEU離脱を討議した17-18日のEU首脳会議では、懸案のアイルランド国境を巡る溝が埋まらず、離脱条件などの合意に至らなかった。『最大限の進展』を前提とする11月の臨時首脳会議の開催は白紙となり、合意なき離脱への懸念を払拭することが出来ず、ポンドは失望売りが優勢となった。

ポンド/円の日足では、何度も上値・下値の抵抗ラインとなった75日SMA(緑線)145.73円近辺まで下落してきた。また、145円台後半では何度ももみ合う場面も多い価格帯であり、相場の節目に差し掛かっている。

ポンド/円では、ソーサートップまたはライントップのようなフォーメーションからの下落となっている。ソーサートップであるならば、一旦もみ合うプラットホームを形成してから再び下落する展開となりやすい。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、9月20日がピークとなり上値・下値を切り下げる下落基調が継続している。

 

結論的には、75日SMAがサポートとして意識され一旦下げ止まっているものの、下落基調は継続している可能性が高いことから、買い方は十分注意する必要がある。また、75日SMAを下抜けすると下落基調が加速する可能性も高い。

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