★ポンド/円の日足で25日単純移動平均線(SMA:黒線)を基準としてエンベロープ(パラメータ:25、±3、±5、±10)のバンドを引く。
約1年間を通してみると、プラス圏では概ね25日SMAからのかい離率3%から5%で反転することが多い。一方で、マイナス圏でも概ね25日SMAからのマイナスかい離率3%から5%で反転することが多くなっている。ただ、下落では2019年1月3日のようなフラッシュ・クラッシュ的な動きになると、瞬間ではあるがマイナス5%を下抜けすることもある。
仕掛けところでは、フラッシュ・クラッシュを避ける意味でも、±3%と±5%まで上昇・下落した後、反転するような動きになったときがタイミングとなる。
ここで注意することは、上昇基調では25日SMAも上向きとなっていることから、プラス3%やプラス5%から反転してもしばらくは含み損を抱える可能性がある。また、下落基調で同様に反転しても25日SAMが下向きとなっていることで、しばらく含み損を抱える可能性がある。
出来るなら含み損を抱えずに反転のタイミングを探りたい。そのため、モメンタム系のオシレータの動きを参考にして売買のタイミングを計るのが良い。
±3%や±5%に到達後にストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)で、買われ過ぎからの下落や、売られ過ぎからの上昇などが売買のタイミングとする。
この売買方法の良い点は、±3や±5%に到達した際にストキャスティクスで売られ過ぎ・買われ過ぎまで上昇・下落しているときが売買のタイミングとなり、非常に分かりやすい点にある。
この方法の悪い点は、年間の売買回数が限定的になってしまうことである。これを克服するには、ポンド/円以外の他の通貨の動きもチェックして同様の動きを売買のタイミングにすることである。ただし、通貨によっては、±3%が売買タイミングになったり、±10%が売買タイミングになるなど、通貨それぞれの特色をつかんでおく必要がある。
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