FITS エコノミックレポート

★ポンド/円の日足では、2月17日以降上値を25日線（青線）が下値を200日線（紫線）が下値支持ラインとなり、緩やかに下落基調となっている。トレンド的にも上値・下値を切り下げていることから、下落トレンドにあるといえる。また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%K：26.24、%D：27.60に位置しており、まだ過熱感はなく下向きを維持している。

米海軍艦艇がシリアに向けて約60発のトマホークを撃ち込んだことにより、リスク回避の動きが強まった。ドル/円は、1ドル＝110.90円近辺で推移していたが、一気にドル売り・円買いが強まり、一時110.09円まで下落する場面となった。ポンド/円は、それでも200日線が下値支持ラインとして下抜けすることはなかった。

ただ、200日線を下抜けすると、大きく下抜けする可能性があるので注意が必要となる。一方25日線を上抜けした場合は、75日線（緑線）や260日線（茶線）が上値抵抗ラインとなりやす。現状は上値抜けよりも下抜けのリスクが高そうだ。