★ポンド/円は、英国中銀の利上げ思惑から強含みで推移したが、一旦ポンド高も一服しもみ合い相場となっている。値動きもロウソク足の実体が小さくなっており、迷い線が多くなってきた。
5日線(赤線)150.88円と10日線(黄線)151.09円がデッドクロスしたあと、両線とも横ばいとなり、トレンドが出ていないことを示現している。ただ、5日線を上抜けするまでは、基本的には下落基調となる。また10日線も上値抵抗ラインとなりやすい。
下値では9月25日安値149.73円がネックラインとなっており、下抜けすると25日(青線)147.03円が視界に入ってくる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:77.21、%D:80.41とわずかに%Kが%Dを下抜けしている。また緩やかに低下傾向にあることにも注意が必要。
ポンドの買い要因は、EU離脱交渉加速への期待、英中央銀行による年内利上げの可能性の高まり、米税制改革の年内実現への期待などがある。一方で、売り要因は、英国のEU離脱で英国への投資減少の可能性、年内米追加利上げの可能性の高まり、2018年の数回の米利上げ実施の可能性、英中銀はポンド高が経済に与える影響の懸念などがある。
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