FITS エコノミックレポート

★プラッツドバイ原油の日足では、3月以降は概ね40,000円～45,000円のレンジ相場となっている。

現在はレンジ上限を上抜け出来ずに上値の重さが意識されたことで、レンジ下限への下落基調となっている。ロウソク足は12日EMA（赤線）と26日EMA（青線）を下抜けていることも下落を示すシグナルとなる。

MACD（パラメータ：12、26、9）もゼロラインの上方からシグナルとデッドクロスしており、売りシグナルとなっている。しかし、4月にはゼロラインがサポートなり反転する値動きになったことから、今回もゼロラインがサポートとして意識される。

12日EMAが下向きになり26日EMAに向かって下降基調になっていることから、明確にデッドクロスするかが焦点となる。デッドクロスするとMACDはゼロラインを下抜けしたことになる。

総合的にみて下落基調となっていることから、投資判断は『売り』または『売り持続』となる。ただ、下値もレンジ下限の40,000円が一旦の目安になりやすい。また、再びゼロラインで反転するようなら、売りポジションは手仕舞いとなる。そして、一転して買いポジションへの投資判断の変更となる。