FITS エコノミックレポート

プラッツドバイ原油の日足では上下放れ待ち!

 

★プラッツドバイ原油の一目均衡表日足では、雲の下限がサポートと意識され下支えされている。一方、上値では転換線(赤線)46,080円基準線(青線)46,215円先行スパン当日線(茶線)46,215円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開が続いている。そのため、雲の中でもみ合い相場となっている。

ただ、8月下旬になると、雲の厚みが薄くなることから上下に放れることになる。

ロウソク足のパターンでは、7月7日の49,570円が高値となった後は、徐々に上値を切り下げる展開になっている。一方、7月21日の42,860円が安値となった後は、下値を切り上げる展開になっている。そのため、徐々に三角持ち合いの様相となってきた。雲が薄くなる8月下旬近辺が三角形の頂点になっていることから、この近辺で上下どちらかに放れる可能性が高い。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Dが上向きになりSlow%Dを上抜け両線とも上向きになっていることから、上向きバイアスが強まってきている。

まとめると、三角持ち合いの様相となっていることから、上下放れ待ちの状態となっている。上値では転換線・基準線・先行スパン2当日線がしっかり抑えていることから、上抜けするには原油買いの好材料が必要になりそうである。一方で、下値では雲の下限が唯一のサポートになっていることから、悪材料が出てくると一気に下抜けする可能性が高い。ただ、ストキャスティクスでは上向きバイアスが掛かっている。

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