★プラッツドバイ原油の長期トレンドを示す月足では、3月以降上値の重い展開が続いている。
これは120ヵ月SMA(緑線)が上値を目処としてレジスタンスとして意識されていることにある。
古くは2015年5-6月に120ヵ月SMAまで戻したものの、下向きの12ヵ月SMA(赤線)もレジスタンスとして意識され押し戻される展開になり、12ヵ月SMAに沿って下落した。
2018年には一転して12ヵ月SMAを上抜けるとサポートとして意識され5月に120ヵ月SMAを上抜ける展開になった。しかし、12ヵ月SMAは120ヵ月SMAに上値を抑えられる展開になり、明確なゴールデンクロス出来ずに下落基調となった。
2919年4月では重なっていた12ヵ月SMAと120ヵ月SMAがレジスタンスとして意識され下押しする展開になった。
2020年1月では、12ヵ月SMAと24ヵ月SMA(青線)がレジスタンスして意識され120ヵ月SMAの目前で下押しする展開になった。
そして、再び120ヵ月SMAがレジスタンスとして意識され上値の重い展開になってる。12ヵ月SMAを24ヵ月SMAを上抜けしているこから、強い上昇基調での上値トライとなっている。さらに、12ヵ月SMAが24ヵ月SMAとゴールデンクロスしてきている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、やや買われ過ぎ過熱感はあるものの、明確な上昇トレンドを維持しているうちは、高水準で張り付くダマシとなりやすい。そのため、120ヵ月SMAを早々に上抜け出来るかが焦点となる。長い期間上値を抑えられていると、%Dが横ばいになり過熱感が意識されやすい。
今までの120ヵ月SMAトライ場面では、2018年5月のパターンに似ている。そのため、上昇の勢いのまま上抜け出来るかが注目点となる。
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