FITS エコノミックレポート

★ブラッツドバイ原油のボリンジャーバンド（パラメータ：21、±1σ、±2σ、±3σ）の日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションの動きとなってきており、上昇の勢いが強まってる。

21日SMA（黒線）がサポートとして意識されて上昇基調が継続していたが、さらに上昇の勢いが強まる展開になる兆しが出ている。

一方で、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）では、価格は上昇しているにも関わらず、％DとSlow％Dは上値・下値を切り下げる弱気のダイバージェンスとなっている。そのため、下押しの前兆として注意する必要もある。

上向きの21日SMAやボリンジャーバンドだけを分析すれば非常に強い上昇基調が続いていることを示している。しかし、ストキャスティクスでは弱気のダイバージェンスが続ていることは気になるところである。現在、％DとSlow％Dは横ばいになっているが、上昇基調に転換するのか、それとも下向きへと転換するのか注視される。

ウクライナ情勢の展開によって、大きく変動しやすい地合いが継続しやすい。強気の中に弱気の動きもあることには注意する必要がある。