★ドル/円の長期トレンドを分析する上では、17カ月SMA(赤線)110.79円、34カ月SMA(青線)110.36円の位置関係が重要ポイントとなるが、17カ月SMAが34カ月SMAをわずかに上抜けゴールデンクロスしてきている。また、2015年6月高値と2015年11月の高値を結んだトレンドラインを上抜けしてきた。上値が切り下がり、下値が切り上がる三角持合いを上抜けしたことも上昇基調を示している。
ただ、34カ月SMAが下向きとなっていることから、強い上昇基調になっていない。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kが下向きとなってきたことで、上昇の勢いは鈍化してきている。
現在は株価下落でリスク回避の動きから円が買われやすい地合いとなっているが、株価が落ち着くと再びドル高・円安になりやすい。ドル需給に関して、FRBがテーパリングを継続していることや、米国金利上昇による投資魅力の増大、年末にかけての米企業のレパトリによるドルの本国回帰、新興国のドル建て債務増加によるドル需要の増大など、年末にかけてドル不足が強まる可能性が高い。そのため、世界的に株価が軟調になっているものの、ドル/円が底堅い展開となっている。
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