FITS エコノミックレポート

ドル/円長期トレンドが戻り基調に!

 

★ドル/円の長期トレンドを示す月足では、戻り基調の兆しが出てきている。2011年10月安値75.54円と2015年6月高値125.85円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。

前月38.2%押しとなる106.63円を下抜けしたことから、下値模索の動きとなった。しかし、今月再び38.2%押しを回復している。

ロウソク足でも、現在前月のロウソク足に対して上値・下値を切り上げる戻り基調となっている。

 

上値節目としては、白銀比率の29.8%押し110.86円が上値節目となる。一方で、38.2%押し106.63円を再び下回ると『包み線』となり、相場に迷いが生じる可能性が出てくる。

 

今週17-20日に安倍首相が訪米する。日米首脳会談が開催されるが、北朝鮮問題や貿易問題が協議される見通しも、特にトランプ大統領が、日本の貿易黒字に不快感を示すようなことがあると、円高傾向が強まる可能性が高い。しかし、懸念ほど圧力が掛からなければ円安地合いが継続する。そのため、日米首脳会談の結果、106.63円を維持できるかが注目点となる。また、3月安値104.59円を下抜けするかも焦点となる。

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