★ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:9、±1、±2、±3)の日足では、バンド幅が縮小するスクイーズしている。また、バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:9、3、5)でもかなり低位まで低下しており、それだけバンド幅が縮小していることを示している。そのため、近い将来上下に大きく振れるエクスパンションが発生しても不思議ではない。
現在一目均衡表の下限を上抜けしていることから、上振れする可能性が高くなっている。下値では雲下限とマイナス1σがサポートとして意識されている。一方で、上値ではプラス1σとプラス2σがレジスタンスとして意識されている。
注目していた日米首脳会談も目新しい材料に乏しく、ひとまず無難に通過したとの見方となっている。これまで警戒されていた政治イベントが一巡したことで、一方的な円買い・ドル売りに動き難くなっている。共同記者会見では、米国の貿易赤字問題こそ取り上げられたものの、従来のトランプ大統領の主張に変わりない内容にとどまった。また、為替や金融政策についての言及もなかったことから、円安を試す展開となりやすい。ただし、108円を付けたとしても、109円台では国内輸出企業の円買い需要も高まる可能性が高い。そのため、109円が目先の上値目処となりそうだ。
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