FITS エコノミックレポート

★ドル/円の日足では、5日SMA（赤線)113.73円や10日MSA(黄線)113.28円がサポートとなり上昇基調を維持している。また、5日SMAと10日SMAは上向きを維持していることから、週末の陰線は利益確定売りなどのポジション調整だった可能性もある。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、％K:92.97、％D:93.00とかなり買われ過ぎ過熱感が出ている。しかし、ストキャスティクスは、トレンド発生時には押し目買いのダマシとなりやすいことには注意が必要である。

10月4日高値114.55円が上値の一旦の節目となりそうであるが、米長期金利が3.18％まで低下するなど円買い材料となりやすい。そのため、米長期金利が再び3.2％台まで上昇するような材料が必要となる。ただし、5日SMAや10日SMAが上向きを維持していることから、安易なドル売りには慎重姿勢が必要となる。

ロウソク足が5日SMAを下抜け、5日SMAが下向きになるような明確なシグナルが出ると25日SMA（青線）112.75円や75日SMA（緑線）112.11円までの下落調整も視野に入る。