FITS エコノミックレポート

ドル/円回復には日米金利差拡大が重要ポイント!

 

★ドル/円は、今年に入ってか3月までは日米金利差が拡大しても円高基調となっていた。そのため、歪んだ市場が続いていたが、4月からは教科書通りに日米金利差が拡大すると円安に、縮小すると円高になる相場となっている。そのため、分かりやすい相場つきとなっている。

 

日米金利差は5月17日に3.055%まで拡大したものの、5月23日から急速に縮小していることから、急速に円高も進行した。再び日米金利差が拡大しないと円安回帰は難しい展開となっている。

 

本邦長期金利はほとんどゼロ金利となっていることから、米長期金利の変動に左右されやすい。そのため、米長期金利が再び上昇傾向になるまで、ドルの上値を抑え円高傾向となりやすい。

 

日米金利差は転換線と基準線が2.906%に位置しており下向きで、相場は縮小傾向を示している。また、遅行線がラインチャートを下抜け、雲の下限も下抜けていることも縮小傾向を示している。

 

米国長期金利が上昇し、日米金利差が再び拡大するまではドル買いは十分注意が必要となる。

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