FITS エコノミックレポート

ドル/円中期トレンドでは相場の節目!

 

★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、4月2日週の高値110.96円を起点として5月28日週の高値110.19円を結んだトレンドライン(R1)と4月23日週の安値107.44円を起点として5月14日週の安値108.31円を結んだトレンドライン(S1)では、三角持ち合いの様相となっている。

移動平均線では、13週SMA(赤線)がサポートして意識され200週SMA(紫線)を上抜けたことで、ドル高・円安基調が続いている。また、26週SMA(青線)も下方で52週SMA(緑線)とゴールデンクロスして上昇基調を継続している。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高水準から%DがSlow%Dを下抜け下落基調が続いていたが、%Dが横ばいとなってきたことで下押しバイアスは鈍化している。

中期トレンドの中で、ドル/円相場は三角持ち合いの上下どちらに放れるか注視されるところにある。

ドルは他通貨に対して売られる展開になっているが、円は緊急事態宣言の延長やワクチン接種率の低迷している。また、主要7カ国(G7)で唯一2021年4月のコア消費者物価指数は前年比-0.1%に沈んでいる。そのため、日本では今後も低金利政策が継続するとの見通しである。ドルは欧州通貨やカナダドルなど全般主要通貨に対して弱いが、そのドル以上に円の弱さが秀でていることになる。

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