FITS エコノミックレポート

ドル/円中期トレンドでは三角持ち合いで上下放れ待ち!

 

★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、200週SMA(紫線)を挟んで三角持ち合いの様相となっており、上下放れ待ちとなっている。

下値は13週SMA(赤線)がサポートとして意識され下値を切り上げ200SMAを上抜ける展開になっている一方で、4月2日週の110.96円がピークとなり上値を切り下げる下落基調となっている。さらに、ロウソク足が小さくなってきたことから、何時上下に放れても不思議ではない状態となっている。

13週SMAに支えられ200週SMAを上抜けしてきたことで、上放れの可能性が強いものの陰線になっていることから、上値の重さが意識される。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下落基調になっている。しかし、%Dの下落の角度が緩やかになっていることから、下押しのバイアスが鈍化傾向にある。

急速に上昇してきたほか、20年2月21日週高値112.22円も視界に入ってきたことで、一旦の利食い売りなどポジションの手仕舞いも入りやすい。その一方で、ワクチンの普及から米経済正常化への期待で、米FRBによるテーパリングの思惑などから米国長期金利の上昇がドルの下支えとなっている。

相場はトレンド発生からもみ合い相場となり、再びトレンドが発生するというサイクルの中で変動している。そのため、現状は上昇トレンドからもみ合い相場となっていおり、次のトレンド発生待ちの様相と言える。三角持ち合いからの放れは大きな流れになりやすいので注意が必要となる。

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