★ドル/円相場(赤線)は上下の変動幅は、徐々に縮小してきているものの、年初から上値・下値を切り下げる円高基調となっている。ドル/円相場は、昨今『有事のドル買い』『リスク選好のドル売り』と言われているが、NYダウが上昇基調を維持していた時も、じり安基調が続いていたことになる。
NYダウ(青線)は、3月の急落以降は上げ下げを繰り返しながらも上昇基調を維持していたが、トレンドラインを下抜けてきたことから、トレンドの基調に変化が出てきている。
米国10年物国債利回り(緑線)は上げ下げを繰り返しながらも、徐々にレンジ相場入りとなっており、ボラティリティも収束傾向にある。
まとめると、昨今言われている『有事のドル買い相場』からややかい離し始めている。また、債券利回りとの連動性も失いかけていることが分かる。NYダウも上げ下げを繰り返しながら反落の基調が出始めているので注意が必要である。
相場全般に変調が出始めていることから、各相場を柔軟な目で見ていく必要がありそうだ。
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