★ドル/円が104円台前半から101円台半ばまで急速に円高が進行した。しかし、一旦102円台後半まで戻り基調となっている。何がサポートラインとなり下げ止まったかであるが、月足の120ヵ月SMA(緑線)が意識され下げ止まる展開となった。
この120ヵ月SMAは2016年6月から9月までサポートラインとして意識され、4ヵ月下値を支えた。その後は、円安基調となり2016年12月に118.66円まで上昇した。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、一旦戻り基調となっていたが、再び%DがSlow%Dを下抜ける展開となっており、下押しバイアスが強まってきている。
120ヵ月SMAがサポートラインとして意識されているが、2016年の時はストキャスティクスでは売られ過ぎまで低下していた。しかし、今回はこれから下落する様相となっていることで、120ヵ月SMAを下抜ける可能性もある。
あれだけ急速に下落しても、節目では一旦下げ止まる展開となるのはアルゴリズムが動いているからに他ならない。そのため、120ヵ月SMAを明確に下抜けると、アルゴリズムはドル売り・円買いを強める可能性があるということになる。
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