FITS エコノミックレポート

ドル/円は長期的には円高基調入りか?

 

★ドル/円の月足にフィボナッチ比率に基づいた38ヵ月SMA(赤線)62ヵ月SMA(青線)を使用して分析する。2015年6月高値125.85円近辺が円安ピークとなった。その後は徐々に上値を切り下げる円高基調となった。ただ、2016年6月に62ヵ月SMAまで円高が進んだが、6か月間サポートラインとなると一旦反発する展開となった。一時38ヵ月SMAを上抜けしたものの、再び38ヵ月SMAを下抜けすると、一転してレジスタンスとして意識され上値の重い展開となった。2018年には38ヵ月SMAと62ヵ月SMAがデッドクロスすると徐々に上値が重くなった。62ヵ月SMAを下抜けるとレジスタンスとして意識され、そのまま38ヵ月SAMをも下抜けする結果となった。現在38ヵ月SMAの110.568円が上値目処として意識されている。

 

MACD(パラメータ:38、62、9)では、2016年4月にゼロラインの上方でシグナルとデッドクロスし、その後は緩やかに下落基調となっていることで、流れは円高基調となっている。

 

まとめると、長期的な円安基調は2015年6月がピークとなり終了した。過度な円高にはなっていないものの、流れ自体は円高基調となっている。上値では、38ヵ月SMAの110.569円や62ヵ月の112.355円が戻り目処として意識される。

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