★ドル/円の日足では、10月11日以降25日SMA(青線)112.78円と75日SMA(緑線)111.90円のレンジ相場となっていた。ただ、10月30日に一旦そのレンジ相場を上抜けしたものの、再び押し戻される展開となるか微妙な攻防となっている。
5日SMA(赤線)112.78円、10日SMA(黄線)112.56円がサポートとして意識されている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kが%Dを下抜けし始めており%Kが下向きとなっていることから調整的下落局面となってきている。ただ、%Dが上向きを維持していることから、ダマシとなる可能性も残る。
ロウソク足でも前日ロウソク足の高値・安値を切り下げており、下落基調となっている。そのため、前日高値となる113.02円を上抜け出来ないと下押しの勢いが強まる可能性もある。
今晩米国務省は10月の雇用統計を発表する。市場予想では、非農業部門雇用者数で前月比+20万人を予想している。前月はハリケーンフローレンスの影響で雇用が抑制され+13.4万人だったが、10月にはハリケーン復興作業の影響が雇用を大幅に引き上げる可能性がある。ただ、ハリケーンの影響が未だに残っており雇用に反映する可能性もある。ADPの10月雇用統計では、前月比+22.7万人と予想外に増加した。米労働省が発表する雇用統計では、給与が支払われない限り加算されない。このため、ADP統計にはハリケーンの影響が反映しにくく、結果を労働省が発表する10月の雇用統計に直接結び付けるのは困難となっている。また、失業率は3.7%と50年近くぶりの低水準が予想されている。賃金が引き続き焦点となるが、平均時給は前月比+0.2%と9月の+0.3%から鈍化が予想されている。前年比では+3.1%と2009年以降9年ぶり最大の伸びが期待されている。労働市場の過熱感が証明されるとFOMCの追加利上げが正当化される。
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