FITS エコノミックレポート

ドル/円は今度こそ200日SMAを上抜け出来るか!

 

★ドル/円の日足では、1月6日の安値102.56円を起点として1月21日安値103.30円を結ぶトレンドライン(S1)がサポートして意識され上値・下値を切り上げる上昇基調が継続している。

ただ、2月4日に200日SMAまで円安が進んだが、上抜け出来ずに2月8日には上ヒゲを残して円高基調となった。しかし、100日SMA(黒線)がサポートとして意識され、再度200日SMA(紫線)上抜けトライとなっている。5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)も上向きになっていることで、短期的には上昇基調が強いことを示している。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、買われ過ぎ過熱感から%DがSlow%Dを下抜け下落基調となっていた。しかし、再び%DがSlow%Dを上抜けしてきており、戻り基調を示している。

 

米長期金利の上昇や日経平均株価上昇からリスク選好の円売りが強まりやすい。そのため、200日SMAを上抜けする可能性が高い。200日を上抜けると、上値には260日SMA(茶線)の106.10円が次の上値目処として意識される。また、12月短観での大企業業態別為替下記想定レートの106.63円近辺も大きく意識されるレベルとなる。

一方で、上抜け出来なった場合は、ダブルトップを形成することになる。その場合は、ダブルトップのネックラインとなる2月10日安値104.38円やS1のトレンドラインがサポートとして意識される。

 

ドル/円は非常に重要な相場の節目にあることから、今後の動向を注視する必要がある。

 

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