FITS エコノミックレポート

★ドル/円の日足では、10月26日に一旦75日SMA（緑線)111.87円を下抜けしたものの、下ヒゲを伴って終値での実体は75日SMAを回復したことでレンジ相場が継続している。

その後も、5日SMA（赤線)や10日SMA（黄線）を上抜けしてきたことから、25日SMA（青線）がレジスタンスとして意識されるか注目点となる。

ただ、ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％Kが％Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっていることから、上昇基調が強いことを示している。

そういう面では、今回は25日SMA112.82円を上抜けする可能性があるので、安易に25日SMAで売りは十分気をつける必要がある。何故なら、もみ合い相場からの上抜けとなると大きな戻り基調となりやすい。また、％Kと％Dに勢いあるので、勢いがなくなる兆しが出るまでは要注意である。