FITS エコノミックレポート

ドル/円はエクスパンション継続中!

 

★昨日NY時間帯でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演で示されたタカ派なFRB金融政策姿勢を後押しとしたドル買いが継続している。そして、米10年債利回りが2.32%台まで上昇するなか、ドル/円は120円超えのストップロスの買いをつけにいく動きになり、一時120.07円まで上振れて2016年2月以来の大台回復となった。

ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションが継続している。

ただ、ドル/円上昇の勢いは、プラス2σに上値を抑えられるなかでやや鈍化してきているものの、マイナス3σが外側に拡張しているうちはトレンドは継続しやすい。

一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、買われ過ぎ過熱感が出てきており、高水準で%DとSlow%Dは横ばいになっている。注意点は、過熱感があるなかで高水準で横ばいになっていても、上昇トレンドが継続する限り横ばいが継続するダマシとなりやすい。

そのため、マイナス3σが横ばいから内側に入ってくるまでは、ドル高・円安基調が継続しやすので注意が必要となる。

プラス1σ~3σ全て上向きを維持していることから、強い上昇基調が継続している。プラス3σが上向きを維持していることで、強い上昇基調を示している。

まとめると、過熱感は出ているものの円安基調が強いことから、ドルの押し目狙いとなる。ただ、高値圏で推移していることから、マイナス3σが横ばいになってきたところでは、上昇の勢いの鈍化を暗示するためポジションの手仕舞いも考える必要が出てくる。。

 

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