FITS エコノミックレポート

ドル/円のCFTC投機筋ポジションと市場動向!

 

★商品先物取引委員会(CFTC)が発表した短期投機筋の10月26日付の対ドルでの差し引き持ち高、▼107,036枚円ショートポジション(円売り・ドル買い)と33週連続の円ショートポジションになった。そして、10月19日付持ち高102,734枚から円ショートポジションは3週連続で+4,302枚の増加となった。短期投機家・投資家の円安基調への思惑が強まる結果となった。

 

ショートポジションが増加傾向にあることから、円安基調が急速に強まる展開になっている。そのため、ポジション調整等の円高基調では押し目買いが入りやすい。

ただ、過去の経験則から円ショート・ロングポジションが10万枚を超えてくると、その後に急速にポジション巻き戻しの動きが強まりやすいことである。投機筋等もポジションの持ち高には上限があることから、利益確定材料が浮上すると一気にポジションの巻き戻しが強まりやすく、実需の動きも巻き込みながら大きな動きになりやすい。

今回も10万枚超へポジションが膨らんできていることから、ドル/円市場も上下にボラティリティが高まりやすいので注意が必要となる。ただ、方向的にはしばらくは円安基調が続きそうである。

 

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