★ドル/円の長期トレンドを示す月足で、2015年6月高値125.85円を起点として2018年10月高値114.55円を結んだトレンドライン(R1)と、2016年6月安値98.98円を起点として2019年1月安値104.70円を結んだトレンドライン(S1)で形成した三角持ち合いの下限を終値で下抜けた。
そのため、長期的なトレンドの中での下放れの可能性が高まっている。
また、上値では17カ月SMA(赤線)と34カ月SMA(青線)が上値を抑えているほか、両線とも徐々にかい離幅を広げながら17カ月SMAが下向きになってきた。
一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持していることから、上昇基調が継続している。
まとめると、4月終値で三角持ち合いの下限を下抜けしてきたことから、下放れの可能性が高まってきた。しかし、早々に三角持ち合いの下限を上抜けることが出来ると、今回の下抜けがダマシだっということになる。ただ、17カ月SMAと34カ月SMAが徐々にかい離幅を広げて17カ月SMAが下向きになってきており、下押しバイアスが強まってきていることを示している。
5年近くかけて形成した三角持ち合いだけに、上下どちらかに放れると大きな動きとなりやすい。
現在は三角持ち合いの下限下抜けしていることから、円高基調が強まる可能性が高いので買い方は特に注意が必要である。
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