FITS エコノミックレポート

ドル/円の長期トレンドでは円安基調継続!

 

★ドル/円の長期トレンドを示す月足では、2015年6月高値125.85円を起点として2015年8月高値125.28円を結んだトレンドライン(R1)では、何度も上値抜けにトライしたが強力なレジスタンスとして意識され上抜け出来なった。しかし、2021年年3月にR1を上抜けしたことで、上昇トレンドに反転した。

また、2021年1月に120ヵ月SMA(緑線)で反発して円安基調が強まり、3月には240ヵ月SMA(茶線)12ヵ月SMA(赤線)24ヵ月SMA(青線)を上抜けた。そのため、円安基調に転換したことになる。

12ヵ月SMAも緩やかに上向きとなっていることで、24ヵ月SMAとゴールデンクロスする可能性が高まっている。

さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、過熱感なく%DとSlow%Dはかい離幅を広げながら両線とも上向きになっていることから、上昇バイアスが強いことを示している。

現在111.00円が心理的節目として意識され110円台後半でもみ合い相場となっているが、テクニカル的には3月以降円安基調が続いている。そのため、いつ円安基調が強まっても不思議ではない状態である。ドル/円の押したところでは押し目買い目線となる。

ところで、120ヵ月SMAは大相場場面でのサポートとして意識されやすい。その120ヵ月SMAが緩やかに下値を切り上げ上向きになっていることから、ドル/円の下値も当面は104円台半ば程度になりそうである。

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