★ドル/円の週足では、上値を切り下げ、下値を切り上げる三角持合いの様相となってきた。また、各SMA(単純移動平均線)が集中してきており、上下どちらかに大きく振れやすい展開となっている。
200週SMA(紫線)がレジスタンスとなり、上値を切り下げる展開となっていたが、一気に13週SMA(赤線)、26週SMA(青線)、52週SMA(緑線)を下抜ける展開となっている。
ただ、1月11日週を起点として3月29日週と結んだトレンドラインがサポートとなり、一旦下げ止まる展開となっている。
もし、トレンドラインをブレイクしても本質的なトレンド転換に至らず、単なるトレンドラインの修正にとどまる場合もある。こうした売買シグナルのダマシを見極める『確認ルール』を念頭に置く必要がある。一般的には、終値で3%超過した場合に初めてトレンドが崩れたと認定する『3%超過ルール』や2日連続して終値がトレンドラインをブレイクしなくてはならない『2日ルール』などがある。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は買われ過ぎ域から%Dが%SDを下抜け両線とも下向きとなってきていることから、下押しの勢いが増してきている。
ドル/円のトレンドは下向きとなってきている。トレンドラインを下抜けしてくると、各SMAを下抜けしていることや、各SMAが下向きとなってきていることで、加速的な下落基調になる可能性もある。ただ、トレンドラインがサポートとなり再び戻り基調となる可能性も残されており、今後の動向が重要ポイントとなる。三角持合いや各SMAの集中からの動きとなるので、大振れする可能性がある。
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